公益社団法人　全国運転代行協会

４月２５日（金）、午後８時から９時まで、滋賀県野洲市JR 野洲駅周辺で『防犯パトロール』が実施されました。
滋賀県警察より「夜の街を守る」運転代行業界に協力要請があり、当協会と運転代行協会・滋賀（以下、協会・滋賀）が参画したものです。当協会滋賀県支部（辻支部長）より情報が寄せられ、当協会の取材スタッフが現地へ赴きました。
この日、滋賀県警察本部の警察車両と滋賀県守山警察署の警察車両、合わせて６台が出動。協会・滋賀の防犯パトロール車がこれに合流。当協会辻支部長と協会・滋賀の日裏会長がこれに参加しました。

午後８時ごろの野洲駅周辺は学生や仕事帰りの人、早めに飲酒・飲食を済ませた人らで混雑しており、多くの通行人が家路を急ぐなか、警察車両の赤色灯と防犯パトロール車の青色灯が、多くの視線と関心を引いていました。 「取り締まりではなく、犯罪を起こさせないため。みなさんが危険から身を守るよう促したい」と県警職員が私たちに語りかけ、人が集まりやすい商業施設や街灯の少ない住宅地なども巡視。道行く人は“自分で自分を守るように”とメッセージを受けて、安全な道や手段を選ぶように心がけていたはずです。 周囲では警察車両や防犯パトロール車を見て、「今日は警察が警戒しているから、遅くならないように早く帰ろう」などの声が聞かれました。

また防犯パトロール車を見て「青パト（防犯パトロール車）は警察車両と一緒に走る車なんだね」と認知した声もありました。 協会・滋賀は、これまで定期的に防犯パトロール車を巡回走行させ、この記録を警察へ逐次報告しています。パトロールには協会の会員有志らが当番であたり、滋賀県の運転代行業界をもっと良くしようとの意識がはっきりと伝わってきます。地域で協力して業界の良化・健全化をと、常に求めている丹澤会長が話すとおり、滋賀県では県と警察がこれに歩み寄った事例となりました。
今回の取り組みについて「警察側から協力要請があった」…このことが持つ意味合いは大きく、この信頼を得るためにどれほど会員の皆様が地域のために一体となって尽力されたか、ということです。協会・滋賀は、夜の犯罪、とりわけ飲酒運転根絶を防犯パトロール車で呼びかけ、運転代行の利用を想起させることに一役かっています。また、地域をみつめることで運転代行業がどれほど地域や社会を守る尊い仕事か、強い正義感を自覚する機会にもなっているようです。

人命にかかわる重大犯罪。私たちは飲酒運転による交通事故という悲劇をこれ以上見ないために、運転代行業が地域の治安維持に大きな貢献ができることを、さらに全国でアピールしたいと考えています。県、警察、当協会滋賀県支部、協会・滋賀の例。このような連携は業界に大きなプラスとなります。 各地で自治体・警察、そして同業者同士が連携をさらに強めていくことが急務です。当協会は会員数増加、各支部の取り組みの活発化を目指します。